なりのじぶん
立ち止まった場所は非常階段を一番下まで降りたところにある広場だ。


「ごめん」

「…別に痛くない、足速いね。」


ちょっと笑えてきた。

私の体力の無さは異常かもしれない。

にしても陸上部の彼に付いていくなんて無茶だ。


「こんなことしといてあれだけど、

ちょっと休憩しよ(笑)」
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