クールなヤンキーくんの溺愛が止まりません!
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無事に学校に着いたけど…。
「ゴホッゴホッゴホッ」
咳は全然止まらなくて体もだるい。
でも、こんなんでへこたれてたらダメだ。
私は一人ぼっちだから。
頼れる友達なんていないんだから。
授業中、極度の眠気と闘いながらシャープペンを握る。
先生が書く黒板の文字や、黒板の上に掛かる時計の秒針と数字が二重に見える。
ダメなのに。
起きてないと…授業についていかないと…。