クールなヤンキーくんの溺愛が止まりません!



正直、自分がここまで彼女に惚れるなんて思っても見なかった。


でも、さっきのように彼女はすぐに男を狂わせる発言をする。




「姫野さん。俺、今回のことすげぇ反省してるけど。そんなこと言われると色々ぶっ飛ぶんだけど…」


正直な気持ちを直球で言う。


そうでもしないと彼女には伝わらないし、結局、彼女にいつも狂わされてしまう。


男としてリードくらい、こっちのものにしたい。



「ぶっ飛ぶ…?」


さっき姫野さんを襲いかけた男たちの気持ちは、わからなくもないと思ってしまう。



だいたい、なんなんだこの格好。


こんな可愛い格好されてちゃ、理性を保てる男の方が少ないに決まってる。


それに…。

いつもよりぷるっとした唇と、血色のいい頬はなんだかいつもの姫野さんではない。


「化粧してんの?」


「…あ、うん。クラスの子がね…」


「ふーん」

最近、クラスの連中とよく絡んでるらしい姫野さんにまたちょっとムカついてしまう。


俺だけでいいのに。

姫野さんと一緒にいるのは。


なんて。





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