クールなヤンキーくんの溺愛が止まりません!



「…音楽から連絡もらって。姫野さんが心配してるって。だから、急だったけど誤解を解こうと思って、来てもらったんだ」


と黒川くんが私を見つめてそう言う。


そうだったんだ。


でも…。


大道寺さんとの中がなんでもないと言われても、2人があんなに頻繁に連絡を取り合っていたり、学校を休んでまで会ってると思うとやっぱり…。



「まだちょっと疑ってるみたいだから言うけど、携帯触ってたのは楓と連絡取っていたからじゃないし、楓とは学園祭の日から、今日会ったので合わせて2回しか会ってない」



「…うそ…」


「本当よ、なんで学校休んでまで南夏に合わないといけないわけ?キモいって」


「それこっちのセリフ」


うぅ…こっちが止めそうになるくらい、2人の睨み合いや口喧嘩は怖い。



「本当はさ…ちゃんとしたところで祝って渡したかったんだけどさ…」



黒川くんは「今回は仕方ない」と言って、けんさんを呼んだ。



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