クールなヤンキーくんの溺愛が止まりません!
「姫野さん、化学室に向かう途中に倒れたんだよ」
え…。
そうだったの?
記憶をどんなに辿っても、筆記用具を持って化学室に向かったのを思い出せない。
相当意識もうろうとしていたんだ…。
我ながらちょっと怖い。
ん?
ちょっとまって。
私がその時倒れていたとして、どうして黒川くんがここにいるの?
まだ全然わからない。
私、黒川くんに何かしたのかな?
一週間前、突然話しらかけてきたもの、今ここにいるのも。
私が何か知らない間に黒川くんの気分を害してしまったことをしたり言っちゃったことが原因でそのことを謝ってほしいとか?!