クールなヤンキーくんの溺愛が止まりません!
私の小さかった頃の話とか私の高校に受かった時の話。反抗期はあったのか。
だいたい私の話ばかりだったけど、お父さんとお母さんはすごく楽しそうに私の話をしてくれて、とっても楽しかった。
私自身、初めて聞く話もあって黒川くんがそんな話を喜んで聞いたりする姿がすごく愛おしくて。
今日だけで好きがすごく積もった。
お兄ちゃんは、私たちがご飯を食べ終わる間終始無言で、黒川くんから斜めの席でずっと黒川くんのことを見ていた。
見ていたというより…睨んでいた。
全く…失礼にも程があるって…。
それでも、黒川くんはお母さんの作ったご飯を「美味しい美味しい」と言って食べてくれて、ご飯を綺麗に食べ終わってから。
私たちはいよいよ、ケーキの箱を開けた。