クールなヤンキーくんの溺愛が止まりません!
告白
熱が出て早退をした日から学校を休んで3日。
ようやく、今日からまた学校に行けるくらいまで回復した。
あの日家に帰ってすぐ、お母さんと病院に行ってお薬をもらったおかげだ。
でも…。
あの日から頭の中が黒川くんでいっぱいになる。
何度も言うけど、校内1の冷血ヤンキーと恐れられているあの黒川くんが、影の薄い地味で暗い私の体調を心配してくれるのが謎すぎる。
私、何かしたのかな…。
3日ぶりの制服に袖を通しながら思い当たる節を考える。
「沙良〜〜!黒川くんって子が迎えに来たみたいなんだけど…」
え?!
一階からお母さんのそんな声がして、私は慌てて部屋を出る。
黒川くん!?