クールなヤンキーくんの溺愛が止まりません!
「…あの…私まだ、黒川くんのことよく知らないし…それに…私なんかが一緒だと黒川くんの迷惑になると思うの…」
保健室まで運んでくれたり、病み上がりの私を迎えに来てくれたり。
見かけや噂によらず、すごくいい人だって印象が強いけど…でも…。
「あのさ、俺さっきちゃんと言ったよね?姫野さんのことが好きだって…迷惑ってなんだよ。そんなこと思うわけないじゃん」
!!
黒川くんは一歩私に近寄った。
「く、黒川くんの好きって…」
「女の子としてって…ことだよ?」
コツン
「……っ」
黒川くんが、私の頭に自分の頭を合わせてきて顔が今まで以上に急接近してしまう。
自分の顔がみるみる赤くなるのがわかる。