クールなヤンキーくんの溺愛が止まりません!



「って言うか、よく見たら姫野沙良ちゃんじゃん」


!!!!


私の名前…。
覚えられている!!!


やっぱり…私…ヤンキーの方々のブラックリストに名前が載っちゃったりしてるのかな?!


そんなわけ…ないか…。



「音楽(オトラ)。気安く名前呼んでんじゃねーよ」


「何怒ってんのー?みんな呼んでんじゃん。ぼっち姫の沙良ちゃんって」


ぼっち姫?!


「姫野さん行こう。こいつといたらバカがうつる」


「えっ…」


黒川くんはいつの間にか空っぽになった弁当箱を素早く片付けながらそう言う。



お友達なのに…良いのかな…。


私がいるせいで…せっかくみんな黒川くんのこと探しに来たっていうのに…。





< 36 / 222 >

この作品をシェア

pagetop