クールなヤンキーくんの溺愛が止まりません!
目の前に立っていたのは、クラスメイトの塚本くん。
もちろん彼とも一度も話したことがないけれど…。いきなりどうしたんだろう。
黒川くんと過ごすようになってから、前よりも人と接するのが苦ではなくなっている自分に気づく。
塚本くんは少しソワソワしてから、口を開いた。
「…姫野さん、黒川と付き合ってんの?」
!?!?
突然黒川くんの名前が飛び出してして、思わず目を見開いてしまう。
「…う、ううん。つ、付き合ってないよ」
私は赤くなる顔を下にしてそう言う。
どうして…塚本くんがそんなこと聞くんだろう。