クールなヤンキーくんの溺愛が止まりません!
「…本当?」
「う、うん…」
うつむきながらそう答える。
「でも、2人最近よく一緒にいるよね?姫野さん、あいつのこと好きなの?」
!!!!
塚本くんは私の動揺はお構いなしにどんどん質問してくる。
『好き』
その単語が出てきて、黒川くんからの告白を思い出して、また顔が赤くなる。
「ただの…と、友達…です」
やっと出たセリフ。
「ふーん。友達…。そっか。話してくれてありがとう」
塚本くんはそう言うと、スタスタと友達の輪の中に戻っていった。