クールなヤンキーくんの溺愛が止まりません!
「黒川くん…ここって」
私は黒川くんの登った階段で足を止めてそういう。
黒川くんの前には『立ち入り禁止』と書かれたドアが見える。
これは…屋上のドア…だよね?
「屋上」
「やっぱり。立ち入り禁止って書いてあるよ?」
「普通の人ならね〜」
「え?」
黒川くんは得意げな顔でそういうと、ズボンのポケットに手を入れて、チャランとなる何かを取り出した。
キランと光るそれは…。
「か、鍵?」
「正解。屋上の鍵」
「!!!」
なんで屋上の鍵なんかを黒川くんが持ってるの?!