クールなヤンキーくんの溺愛が止まりません!



─────────

───……



んー…

眩しい光で目が覚めて、私はゆっくり目を開ける。


そこには、雲ひとつない真っ青な青空が広がっていた。




…綺麗だな。


ん?



ここって…。



「はっ!黒川くん授業!!」



私は、黒川くんと屋上に来たことを思い出し慌てて隣にいる黒川くんを起こそうと体を起き上がらせる。



眠ってしまった!!


なんてことだ!!



ん?…あれ?


あれ…あれ…。


キョロキョロあたりを見渡しても黒川くんの姿がない。


私は慌てて、左手首の腕時計に目を向ける。



「3時50分……」


嘘でしょ…。



もう6時限目終わるじゃん…。


あぁ。
2時間も授業をサボってしまうなんて。


と言うか、2時間も硬いコンクリートの上で寝られていた自分に少しびっくりする。


やってしまった。

風邪で3日休んでただでさえ授業わからないところが多いっていうのに…


サボってしまったー!!




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