クールなヤンキーくんの溺愛が止まりません!
「なっちゃんと音楽は幼馴染みでね。それで今もよく私の店を手伝ってもらったりしてて」
「へぇ…そうなんですか」
あれ?
がっちりした体のけんさんの『私』と言う一人称に違和感を感じる。
「…けんさん、オネエだから」
!?
私が違和感を感じていることに気付いた隣にいる黒川くんが耳元でそう言った。
えぇ!!こんなガッチリしててザ・男の塊みたいなのに。
人は見た目だけではわからないもんだ。
「にいちゃん…もう足が痺れて無理…これじゃ仕事できねぇーよ」
愛葉くんが辛そうにそういう。
「はぁ?!甘っちょろいこと言ってんじゃねー!!てめぇそれでも男か!」
!!
オネエと聞いたばかりのけんさんが、また目の色を変えて愛葉くんを叱る。
この切り替え…すごいな…。