クールなヤンキーくんの溺愛が止まりません!



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全く…黒川くんったら…。

ああ言うことを平気で言ったりするから…。



ご飯を食べ終わり、仲間の輪の中に帰っていった黒川くんを見送ってから、教室へ向かう。



黒川くんは私のことを好きだっていってくれるけど…正直、まだ信じきれない。


だって…あの黒川くんが…。



「姫野さん」


後ろから名前を呼ばれ、私はハッと立ち止まりゆっくり首を回す。



「…塚本くん」


「俺の名前、知ってるんだ」


爽やかな顔でそう笑う塚本くん。


「知ってる…よ。だってクラスメイトだもん」


「クラスの人の名前は全員覚えてるの?」


「もちろん…」


「な〜んだ」
塚本くんはそう言うと少し残念そうに肩を落とした。


「俺だけ覚えてくれてたらよかったのに」


「えっ…?」


どう言う意味?


「なんでもない。みんな、姫野さんが全員の名前覚えてくれてるって知ったら嬉しいと思うよ」




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