クールなヤンキーくんの溺愛が止まりません!



「嬉しい?」


「…姫野さん、本当に自覚ないんだね〜」


自覚…。

なんか、似たようなことを黒川くんに言われたことあったような…。


「実はお願いがあってさ」


「はい…」


「学園祭の買い出し担当、俺と水田なんだけど、水田、学級委員の仕事も忙しいみたいで…姫野さんが都合よかったら俺と一緒に行ってくれない?」



「買い出し…」



「今日の放課後なんだけど」


これは、クラスメイトとの仲を深められる絶好のチャンスなのでは?!


この間のクラス会も参加できなかったし…。



水田さんにはよくしてもらってるし、水田さんの代わりを手伝うのは日ごろのお礼としてできる最高のこと。



「…全然強制とかじゃないから…姫野さん忙しいなら」



「…行きます!手伝わせてくださいっ」



私はそう返事をした。




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