クールなヤンキーくんの溺愛が止まりません!
「姫野さん、自分が打った文字ちゃんと読んで」
「えっと…『クラスの女の子と代わりに学園祭の買い出しを行くことになりました。先に帰っていてください。いつもありがとうございます』」
ん?
何がおかしいの?
「ここ、ちゃんと見て」
??
黒川くんが指差すところをもう一度読む。
「クラスの女の子と……あれ?」
「そう。姫野さん、女の子と買い出し行くって書いたよね?それなのにどうしてこんな奴といるの」
塚本くんは『こんな奴』と言われ、さっきよりも体を小さくした。
「ごめんなさい…打ち間違えてました。女の子の代わりにって打つつもりが。『と』になってしまって…」
私はすぐに間違いを謝る。
でも、『の』と『と』が違うだけで…どうしてこんなに…。