クールなヤンキーくんの溺愛が止まりません!
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…学校行きたくないなぁ。
翌日、一睡も出来ずに気づけば窓から日の光が差していた。
『もう、関わらないでよ』
昨日、黒川くんにそんなことを言ってしまった。
どうしよう…。
黒川くんにどんな顔して会えばいいのかわからない。
それに…もう黒川くんは私に会いたくないかもしれない。
私のことなんてもう…。
つい感情的になってあんなことを言ってしまったけど。
『関わらないで』
なんて本心なんかじゃなかった。
黒川くんのおかげで、少しずつ人と接することができるようになったのに。
目先のチャンスを失ったことだけに気持ちがいっちゃって…。
完全に嫌われた…。
人と関わるとろくなことない。
それは中学の頃に痛いほど見てきて感じたはずなのに。
結局、私はいつだって余計なことを言ってしまう。
私なんか…やっぱり…ずっと1人でいた方が良かったんだ。
誰とも関わらないで地味に過ごしていたらよかったんだ。
黒川くんに『好き』だなんて言われて、優しくされて、浮かれていた。
クラスのみんなと黒川くんとも仲良くなりたいなんて傲慢すぎる。
「うぅ〜〜…」
私は布団に潜り込んで体を丸くする。