クールなヤンキーくんの溺愛が止まりません!
「あれに乗るの」
「え?!」
黒川くんが指差した方向を見つめる。
そこには、大きな赤い観覧車があった。
か、か、観覧車…。
私の顔は思わず引きつってしまう。
だって…私。
大の高所恐怖症だから…。
観覧車なんて…。
「黒川くん…私…高いところは…」
「今日は1日、俺に付き合ってもらうって言ったよ」
「……っ!」
そんなっ!!
黒川くんは少し口をニヤッとさせたかと思うと、私の手を引っ張った。