クールなヤンキーくんの溺愛が止まりません!
「おい塚本!ずるいぞ!1人だけ姫野さんと仲良くなって!」
「ちょっと、クラスのマドンナに気安く話しかけないでよ!」
「はぁー?マドンナっていうのは男の方が言うセリフだろ!なんで同じ女子のお前が言うんだよ。あ、お前は女子じゃなかったな」
「あー!?あんたねぇー!」
「まぁまぁまぁ。でも、良かったよね。姫野さん、最近明るくて」
学級委員の水田さんがクラスの子たちをなだめながらそう言う。
「…私?!」
「みんな、姫野さんと仲良くなりたいけどなかなか話しかける勇気なくてさ〜」
水田さんが隣にきて私の肩を捕まえながらそう言う。
みんなが…私と?
「この学園祭で仲良くなれたらいいな」
「水田さん…」
「学園祭の成功は姫野さんのコスプレにかかってるんだからね!」
「へぇっ?!」
「一緒に頑張ろう」
水田さんは私の手を取ってから、握手をした。