清華魔法学園Ⅱ〜魔法戦争編〜
怜桜や悠を始め、百花繚乱所属の生徒はこんな中で生活しているんだよね。
「.........」
何て息苦しいのだろう。
今度から私の部屋に勝手に怜桜と悠が避難してきても、もう絶対文句は言わずに暖かく歓迎しよう。
「何や、嬉しくなさそうやなぁ。翼と丁度今、紗久ちゃんのこと話してたんやで?」
「なぁ、翼ー?」と横にいる翼先輩に話をフリつつも、私の疲れきった顔を学先輩は心配そうに見つめる。
「まぁ、普通の生徒からいきなり百花に抜擢されたんだ。そりゃいろいろあるんじゃねーか?」
そして学先輩に話をフラれた翼先輩は笑顔で答えながら私の頭をポンポンと軽く撫でた。