清華魔法学園Ⅱ〜魔法戦争編〜









一番手っ取り早いのは、魔法。






「ノエル!!今すぐ人がいるところに魔法で運んで!!」





「え、どっ、どうしてだ?」





「いいから!!早く!!」






訳が分からず首を傾げるノエルに叫ぶ私。




今の私にはノエルに状況をうまく説明できる余裕がない。






「.........わかった。火よ!!我と他の者を目的の場所へ運べ!!」





そんな私に促されるまま、真剣な表情でノエルが詠唱を唱える。






ボウッ





それと同時に私たちの周りに現れたのは真っ赤に燃え盛る炎。





ふぅ、これで一安心。













< 226 / 388 >

この作品をシェア

pagetop