清華魔法学園Ⅱ〜魔法戦争編〜









sideアルバーロ







真実を知り、何も知らなかったお姫様は選択をする。




その選択として、ずっと守られてきたお姫様から抜け出す覚悟はあるのだろうか。








............愚問だな。






きっと紗久ならすぐに抜け出せる。



何故なら楓が魂をかけて全てを託した子なのだから。






「楓、いるんだろ。出てきてくれないか」





紅茶に入っていた睡眠薬でぐっすりと眠る紗久に言葉をかける。




いや、今は違うな。















< 281 / 388 >

この作品をシェア

pagetop