清華魔法学園Ⅱ〜魔法戦争編〜
「ノエル、あの、えっと、ごめ......っ!!」
ピトッ
「大丈夫だ」
謝ろうとした私の唇に人差し指を当てて、優しく優しく微笑むノエル。
事情を言えないこと。
その上で巻き込まれてしまったこと。
何も知らないのにそれ以上踏み込んではいけないと悟り、私を信じる優しい瞳。
「うぅ、ノエルっ」
私はその優しさにただ涙を流すことしかできなかった。
本当にごめんなさい。
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