清華魔法学園Ⅱ〜魔法戦争編〜
「あ、ありがとうございます!!」
これなら人を傷つけずに戦える!!
「おう!!前向きぃ!!まだまだこれからやで!!あれ壊した人捕まえてどーやって壊したか聞くんや!!」
バシッ
最後に私の背中を思いっきり叩き、学先輩は笑顔で喝を入れてくれた。
後半の言葉は聞かなかったことにしよう。
「チッ。余計なことしやがって」
悠が恨めしそうに学先輩を睨みつける。
表情豊かな......いや、本心ダダ漏れな悠なんて本当に珍しい。
それだけ余裕がないってことか。