清華魔法学園Ⅱ〜魔法戦争編〜
封印と少女の願い
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「紗久」
夢と同じ。
深い深い意識の中で。
また、楓おばあちゃんが私を呼んでいた。
「世界終焉の時......、正確には世界終焉の始まりですね。もう、この世界は終焉を迎えるしかありません」
悲しげに微笑む楓おばあちゃん。
ああ、やはりあれは世界の終焉だったのか。
楓おばあちゃんの言葉を聞いても何故かそこには驚く私はいない。
この終焉をどこかでわかっていたかのように。
その事実を受け入れる。
「アナタは今や世界最強の魔法使いです。そうなるように全ては仕組まれていた」
「え」
仕組まれていた?