清華魔法学園Ⅱ〜魔法戦争編〜
「今、封印を解きます。紗久、アナタがこの戦争を終わらせるのです」
「うん」
力強く微笑む楓おばあちゃんに私も力強く答える。
必ずこの戦争を終わらせる。
フワッ
視界が霞む。
深い深い意識の底から、また現実世界に戻るために意識が遠のいていく。
「紗久、最後に聞きます。アナタが守りたいのはどちらの世界ですか」
そんなの決まっている。
「ーーーの世界」
消えていく世界の中で私は力強く答えた。