清華魔法学園Ⅱ〜魔法戦争編〜
階級テストの実技と同じようなものだろう。
「はは、でもさすが紗久だねぇ。魔法使わずにあのハードル飛び越えてるの紗久だけじゃん」
俺たちの心配なんて知りもせず、次々とハードルを飛び越えていく紗久に苦笑い。
紗久はいつだってそうだ。
どんな逆光でも誰かに助けを求める前に自分で立ち向かう。
そしてそれを見事に覆す力がある。
まーそんな性格故にこっちも目が離せずに困っているんだけど。