清華魔法学園Ⅱ〜魔法戦争編〜
「わ、私はないね!!話なんて!!私はただの、ま、魔法使いですから!!」
海外行きだけは阻止せねば!!!
私はミネラルウォーターを拭いながら何とか平静を保ったつもりで叫ぶ。
叫んでいる時点で動揺しまくりがダダ漏れだけど。
「フフッ、何だよ、それ。お前焦りすぎだろ」
「あはははははっ、紗久、落ち着いてっ」
そんな私の態度を見て。
怜桜は普段見せない笑顔でバカにしたように笑い、悠は完全にツボっていた。
すっごくムカつく。