一番星シリーズ~おまけSS
あたしの横で止まった車から優太が降りてきた。



「優太っ、おはよっ!」


「はは、おはよう。相変わらず朝からテンション高ぇな」



優太はそう言うけれど、あたしから言わせてもらえば、優太は相変わらず朝から爽やかな笑顔を見せてくれるなって思う。


あたしの心臓はいつだって、その笑顔にどきどきして壊れそうになってしまうんだ。



「とりあえず乗って」



いつの間にか優太は運転席側から助手席側に回っていて、そのままドアを開けてくれた。



「ありがとう」



そう言って、どきどきしながら助手席に乗り込むと、ふわぁーっと優太の香りが鼻を掠めた。


凄く安心するなぁ。
< 29 / 99 >

この作品をシェア

pagetop