卒業アルバム
ヒミツ
Nanase
「七星お嬢様お時間です。」
きっちり7時に起こしてくれるメイドさんに起こされて、
それから制服を着て、
ヘアアレンジが得意なメイドさんに頼んでお下げ髪にして貰って、
美味しい朝ごはんを食べてから学校へいく、
それが小さい時からのわたしの日課。
(今日は理科の小テストだったかな?)
そんなことを考えているうちに教室についた、
「うわっきた地味子」
「来たら急に空気が悪くなったww」
「今日席替えじゃん、地味子の隣だけはなりませんようにww」
毎日私が教室に入るといつもこんな感じ。
(何もしてないっての!!)
「もう少しで3年ダネ!!」
「同クラがいい!!」
とか最近よく聞くけど
私”卒業”がこの世で何よりキライ
それはよくある友達と別れたくないとかいう理由じゃない
私は卒業”アルバム”がキライなのだ
私はべつに写真写りがどうとかじゃなくてよくある
《なんでもランキングコーナー》的なのがキライ
あれは小学校の卒業アルバムだった・・・
こんな感じのページがあった
《6-Aなんでもアンケートランキング!!》
そのページはみんなにアンケートをとって1位~3位をのせるページだった
【いちばん運動神経がいいのは?】
1位風見 勇くん
2位竹下 夢香ちゃん
3位川辺 真希くん
【いちばん頭がいいのは?】
1位松伊 琉希くん
2位夏目 蜜柑ちゃん
3位秋元 花ちゃん
【女子限定!!クラスで一番かっこいいのは?】
1位相原 真琴くん
2位秋沢 陸斗くん
3位秋沢 茜くん
【男子限定!!クラスで一番かわいいのは?】
1位板野 遥菜ちゃん
2位渋谷 真美ちゃん
3位夢川 菜ノ香ちゃん
【一番はやく結婚しそうなのは?】
1位板野 遥菜ちゃん
2位相原 真琴くん
3位渋谷 真美ちゃん
この次が重要で・・・
【【一番遅く結婚しそうなのは?】】
1位川崎 七星ちゃん
2位山田 俊くん
3位相馬 智くん
このページを見たパパが私の前で初めておこって学校にクレームを入れたのがトラウマで卒業アルバムが嫌いになった・・・
それまでパパは私に対して本気で怒ったことがなかったから、あの時は本気で怖かったなww
そんなことを考えながら席についた
(あっ!今日はパパの友達のパーティーに行くから早く帰らないと!!)
キーンコーンカーンコーン キーンコーンカーンコーン
走って校門を出て近くの路地裏に止まっていたリムジンに乗り込んだ
「お疲れさまでございます。七星お嬢様。」
「ありがとう^^」
「今日は急いで帰らないと間に合いませんので、今日着ていくお召し物を考えておいて下さい。」
「分かったわ!!」
(今日はこの前買ったチャネルのバックと時計をつけて、淡いピンク色のドレスと、花のついた靴でいいわね!!)
「着きました、七星お嬢様お急ぎ下さい。」
「ありがとう^^」
「七星!!早くしなさい!!」
「分かったパパ!!」
「今日は七星に話さなければ行けないことがあるから」
「なに?」
「いまはいいからはやく着替えてきなさい!」
「は、はい」
着替え終わった七星は魔法をかけたみたいにキレイになった
髪は少し巻いてあってふわふわした羽の髪飾りをつけて、
ヒールで細くて長い足が余計に長く、細く見えて、
淡いピンクのドレスは細いウエストと腕が引き立っていて、
元々可愛い七星が何倍にも可愛くなっている
私は急いでリムジンに乗った、パパはもう既に乗っていた
「遅くなってごめんなさい!」
「急いでくれ時間がない」
「ごめんなさいパパ」
「大丈夫だ、パパもせかして悪かったな。」
「平気よ^^」
「誠司よく来たな!!」
「勇気久しぶりだな、パーティーなんだから来るに決まってるだろ」
「はじめまして、七星です。」
「はじめまして、だよな~ww」
「?」
「1回会ったことあるんだよ、小さかったから覚えてないよな〜」
「あの時にあっただけだからな」
(あの時?その前に会ったことあるの?)
「そろそろ本題に入るから2人にしてくれ」
「えっ?」
(何があるの?)
「あのな、実は今日ここに来たのは七星の婚約者に合わせるためだ」
「え、えーーーー!?」
「実はあの時というのは七星と婚約者の誕生日パーティーなんだ」
(えっ、待って話が速すぎるよ)
「ってことは私達は誕生日が同じってこと?」
「あぁ、しかも七星が16歳になったらあいては18歳になるから2人の誕生日に結婚出来るんだ」
「じゃあ今年の誕生日に結婚するの!?」
(誕生日まであと2ヵ月しかないんだよ!?)
「そうだ、だからこれからあいてに会ってもらう」
(だから、卒業アルバムの結婚のやつであんなに怒ったんだ!!)
「ついでに、七星は高校は行かないで、相手の家に住んでもらう」
「えっ?」
(話が急すぎる!!それに私は昔会った人が私の王子様だと思ってたから・・・どうしたらいいのー!)
「パーティー会場に行くか」
「はっ、はい」
きっちり7時に起こしてくれるメイドさんに起こされて、
それから制服を着て、
ヘアアレンジが得意なメイドさんに頼んでお下げ髪にして貰って、
美味しい朝ごはんを食べてから学校へいく、
それが小さい時からのわたしの日課。
(今日は理科の小テストだったかな?)
そんなことを考えているうちに教室についた、
「うわっきた地味子」
「来たら急に空気が悪くなったww」
「今日席替えじゃん、地味子の隣だけはなりませんようにww」
毎日私が教室に入るといつもこんな感じ。
(何もしてないっての!!)
「もう少しで3年ダネ!!」
「同クラがいい!!」
とか最近よく聞くけど
私”卒業”がこの世で何よりキライ
それはよくある友達と別れたくないとかいう理由じゃない
私は卒業”アルバム”がキライなのだ
私はべつに写真写りがどうとかじゃなくてよくある
《なんでもランキングコーナー》的なのがキライ
あれは小学校の卒業アルバムだった・・・
こんな感じのページがあった
《6-Aなんでもアンケートランキング!!》
そのページはみんなにアンケートをとって1位~3位をのせるページだった
【いちばん運動神経がいいのは?】
1位風見 勇くん
2位竹下 夢香ちゃん
3位川辺 真希くん
【いちばん頭がいいのは?】
1位松伊 琉希くん
2位夏目 蜜柑ちゃん
3位秋元 花ちゃん
【女子限定!!クラスで一番かっこいいのは?】
1位相原 真琴くん
2位秋沢 陸斗くん
3位秋沢 茜くん
【男子限定!!クラスで一番かわいいのは?】
1位板野 遥菜ちゃん
2位渋谷 真美ちゃん
3位夢川 菜ノ香ちゃん
【一番はやく結婚しそうなのは?】
1位板野 遥菜ちゃん
2位相原 真琴くん
3位渋谷 真美ちゃん
この次が重要で・・・
【【一番遅く結婚しそうなのは?】】
1位川崎 七星ちゃん
2位山田 俊くん
3位相馬 智くん
このページを見たパパが私の前で初めておこって学校にクレームを入れたのがトラウマで卒業アルバムが嫌いになった・・・
それまでパパは私に対して本気で怒ったことがなかったから、あの時は本気で怖かったなww
そんなことを考えながら席についた
(あっ!今日はパパの友達のパーティーに行くから早く帰らないと!!)
キーンコーンカーンコーン キーンコーンカーンコーン
走って校門を出て近くの路地裏に止まっていたリムジンに乗り込んだ
「お疲れさまでございます。七星お嬢様。」
「ありがとう^^」
「今日は急いで帰らないと間に合いませんので、今日着ていくお召し物を考えておいて下さい。」
「分かったわ!!」
(今日はこの前買ったチャネルのバックと時計をつけて、淡いピンク色のドレスと、花のついた靴でいいわね!!)
「着きました、七星お嬢様お急ぎ下さい。」
「ありがとう^^」
「七星!!早くしなさい!!」
「分かったパパ!!」
「今日は七星に話さなければ行けないことがあるから」
「なに?」
「いまはいいからはやく着替えてきなさい!」
「は、はい」
着替え終わった七星は魔法をかけたみたいにキレイになった
髪は少し巻いてあってふわふわした羽の髪飾りをつけて、
ヒールで細くて長い足が余計に長く、細く見えて、
淡いピンクのドレスは細いウエストと腕が引き立っていて、
元々可愛い七星が何倍にも可愛くなっている
私は急いでリムジンに乗った、パパはもう既に乗っていた
「遅くなってごめんなさい!」
「急いでくれ時間がない」
「ごめんなさいパパ」
「大丈夫だ、パパもせかして悪かったな。」
「平気よ^^」
「誠司よく来たな!!」
「勇気久しぶりだな、パーティーなんだから来るに決まってるだろ」
「はじめまして、七星です。」
「はじめまして、だよな~ww」
「?」
「1回会ったことあるんだよ、小さかったから覚えてないよな〜」
「あの時にあっただけだからな」
(あの時?その前に会ったことあるの?)
「そろそろ本題に入るから2人にしてくれ」
「えっ?」
(何があるの?)
「あのな、実は今日ここに来たのは七星の婚約者に合わせるためだ」
「え、えーーーー!?」
「実はあの時というのは七星と婚約者の誕生日パーティーなんだ」
(えっ、待って話が速すぎるよ)
「ってことは私達は誕生日が同じってこと?」
「あぁ、しかも七星が16歳になったらあいては18歳になるから2人の誕生日に結婚出来るんだ」
「じゃあ今年の誕生日に結婚するの!?」
(誕生日まであと2ヵ月しかないんだよ!?)
「そうだ、だからこれからあいてに会ってもらう」
(だから、卒業アルバムの結婚のやつであんなに怒ったんだ!!)
「ついでに、七星は高校は行かないで、相手の家に住んでもらう」
「えっ?」
(話が急すぎる!!それに私は昔会った人が私の王子様だと思ってたから・・・どうしたらいいのー!)
「パーティー会場に行くか」
「はっ、はい」