卒業アルバム

Haruma

「キャー!!悠翔くんだ!!」
「悠翔~今日こそいっしょにカラオケ行こーよ♡」
「菅センパイチョーかっこいい♡」
「悠翔くんって完璧だよね!!優しくてかっこよくて何てったってお金持ち♡」
「挨拶してみようよ^^」
「うん!」
「「「悠翔くんおはよう^^」」」
「みんなおはよう^^」
「「「キャー♡おはようだって!!っていうか話しちゃった!!」」」
(やっぱり今日もあの子よりカワイイ子は見つからないな・・・
まぁ探すだけ無駄かww)

「悠翔、おはよ!今日も凄かったなw」
「うるせぇ、ひろ、お前も充分モテるだろ、めっちゃ告られてるしww」
「だってみんな悠翔に近づくために俺と付き合うんだもん」
「それ何回聞いたかわかんないww」
「でもお前には、チョー可愛い女の子がいるんだろww」
「まぁーな^^」

ピロンピロン
「もしもし親父」
「おー、今日うちでパーティーする事になったから急いで帰ってこい」
「わーった」
「あと、今日重大発表があるからな」
(なんだ?)
「わーった」
「わーったはやめろって何回言ったら分かるんだ!!」
「もう切るから、バイバイ」

走って校門を出て校門の前のリムジンに乗り込んだ
「お疲れさまです、悠翔様」
「サンキュ!!」
「急げと旦那様に言われたので少しスピードを上げさせていただきます。」
「ハイハイ。」
(どうせいつもどうりブサイクしか来ないだんだろーな、つまんねー。)

「着きました、お急ぎ下さい」
「サンキュ^^」

「悠翔~こっちこーい」
「なんだよ、親父」

悠翔はいつもどうりかっこよくて
しっかり整った髪はさらさらで
モデルに負けないくらいシャキッとしている

「なんだよ、じゃない!!」
「あーハイハイ、で何?」
「しっかり聞け、今日おまえは婚約者に会う」
「・・・はぁーーー、とうとうどうかしちまったのか?」
「真面目な話だ、今年の誕生日おまえはお・と・う・さ・まの友達の娘で年下の女の子と結婚する」
(と、年下・・・確かあの子も。)
「分かった・・・まぁいつかこんな日が来るとおもってたから」
「実はその子おまえと誕生日がいっしょで、昔お前とあったことがあるんだ」
「誕生日がおなじってことは、2人の誕生日に結婚するってことか?」
「ああ」

(誕生日・・・あの子とあったのはたしかおれの誕生日パーティー・・・
もしものために俺のお気に入りスーツにしよう!!)

「おいどこ行くんだ!!」
「別のスーツに着替えてくる」
「じゃあ先に言ってるぞー、終わったらパーティー会場に来いよ」
「おー」

(着替え終わったし、パーティー会場に行くか・・・)

悠翔はスカイブルーのネクタイをキュッとしめ、
紺色のスーツのボタンをしめ、
新品の革靴を履いて、パーティー会場に向かった。

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