【短】紙ひこーき
『大沢さんの所の修ちゃんは偉いわねー』



『しっかりと池野さんの蘭(ラン)ちゃん守ってー』



『2人はいつも一緒よねぇ』



いつも修があたしを守ってくれた。



『蘭ッ!!』っていつも危ない時は助けてくれてた。



いつの間にかそんな修に心惹かれてた。



そして『もう助けてやんねぇから』なんて言いつつ、いつも助けてくれた。



そんな修が大きな存在だった。



ここから駅まで走って10分。



でももう10分もない。



募るのは焦りばかり。



修、何も言わずにどっかいかないでよ?



修にとって、あたしってそんな存在?




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