この想いに名前を
君の好きなヒト
小学校6年生くらいの女の子と男の子がいた。
「ねぇ!吉川くんって歩菜ちゃんのことが好きなんでしょう?」
女の子が男の子に問いかけた。
「なんでそう思ったの。」
男の子は少し耳を赤くしながらも落ち着いた声で返事をする。
「ほら、やっぱり!吉川くん耳赤いよ!!この私に隠し事しようと思っても無駄なんだから!!」
女の子は得意げに男の子に言った。