この想いに名前を
女の子と男の子は幼馴染ではないものの小学校の間殆ど一緒に過ごしていた。
家も近く朝2人は約束もしていないのに同じ時間に家を出て一緒に小学校へと向かう。
運命と言えるくらい6年間同じクラスであったため校舎の中に入ってもずっと一緒である。
そして、2人はいつも小学校に早めに行き2人しか居ない教室で話をしていた。
「いや、別に隠し事してたわけではないから。それに、まだそんなに好きじゃないし…」
男の子は少し照れくさそうに女の子にかえす。