この想いに名前を
私は、歩美のこと親友だと思ってるよ。
「何いってんの?私も思ってるからね?」
『ありゃ?また声に出ちゃってたか。』
無意識に口に出しちゃうの悪い癖だね。
「それよりね!私と菜乃花同じクラスだったよ!!1-5だよ!!」
『そっか、同じクラスか。』
うちの学校は、一学年に7クラスあるらしい。
そこそこのマンモス校ってやつだね。
「相変わらず反応薄いわね。まぁいいや。教室行こ!あそこでママ待ってるし!はやく!」
私は、歩美に手を引かれ歩美ママのいる階段の所まで走った。