この想いに名前を





私は、歩美のこと親友だと思ってるよ。


「何いってんの?私も思ってるからね?」


『ありゃ?また声に出ちゃってたか。』


無意識に口に出しちゃうの悪い癖だね。


「それよりね!私と菜乃花同じクラスだったよ!!1-5だよ!!」


『そっか、同じクラスか。』


うちの学校は、一学年に7クラスあるらしい。


そこそこのマンモス校ってやつだね。


「相変わらず反応薄いわね。まぁいいや。教室行こ!あそこでママ待ってるし!はやく!」


私は、歩美に手を引かれ歩美ママのいる階段の所まで走った。





< 23 / 30 >

この作品をシェア

pagetop