【短編】塩系男子のススメ




「えっ……どうしよう…」


朝早起きしてラインを見ると、栄太くんから、風邪ひいて行けなくなった、というメッセージが来ていた。


はあ、とひとつため息をついてもう一度ベッドに倒れこむ。


あっ、そういえば。


前も一回風邪で学校休んだ時、プリント届けに行ったっけ。


寝癖でボサボサの頭を整えて、服も着替えて外に出た。


途中でコンビニに寄って風邪薬とかポカリとか冷えピタとか買ってみる。


記憶を頼りに栄太くんの住んでいるアパートになんとかたどり着いた。




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