センパイ、好きです。
梓はだめだよ。
お昼になり、いつも通りに屋上へ向かって
ご飯を食べる。
「ねえ、毎日ここ来て飽きないの?」
梓先輩にそう言われて
「う~ん、飽きるとか考えたことないです
好きな人とご飯食べたいって、思うのって
おかしいですか??」
そう言って卵焼きを口に入れる私に、梓先輩は、フッと笑った
「でも好きな人に食べられる姿見られるの恥ずかしい~とかいう感情はないわけ?」
恭介先輩にそう言われたけど、私はちょっと考えて……
「……多分、ないです」
「鈴奈に聞いた先輩が馬鹿ですね」
美和ちゃんがそう言うと、恭介先輩は笑ってた。
う~ん。なんだかんだこの2人もいいと思うんだけどな~
なんて、思いつつ私は楽しんだ。