「お前、ここから出て行け。
もうお前は龍雅の姫なんかじゃない。」



「爽お願い…信じてよ…」



「うるせぇ。裏切り者!!
いいからこっから出て行け。」



「私やってない!!!!」



やってないのに…



ふと結衣の方を見ると笑っていた



え…ゆ、結衣?



口パクで、でもはっきりと




『ざ・ま・あ・み・ろ』



はめられた…。。



最初から、結衣は私を龍雅の姫から降ろすのが目的だったんだ。。



「私じゃないってば!!!
結衣の自作自演だよ!!!」



ただただがむしゃらに叫んだ。


これが夢であったらどれだけいいんだろうと思った瞬間



ーどすっ!



「てめぇ、まじうぜぇよ?
裏切り者の居場所はここにはねぇ
っつってんだろ」



殴られたお腹がいたい…。


ぽろぽろと涙が出てきて止まらない。



お腹の痛みと心の痛みで精神的に辛過ぎる状態のまま爽の手によって階段から突き落とされた


< 11 / 24 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop