涙
「独りぼっちは辛いよ…」
涙が出そうになるのをぐっと抑えた
時計を見ると7時を回っていた
どうしようかな…
叔母さんがいる時は部屋から出れないし
ご飯も食べれない
とりあえず外へ出よう
クローゼットから服を出し制服を脱いだ
5月の夜はやっぱりまだ肌寒いから少し厚めのパーカーを着た
家を出て少し歩くとやっと明るい通りに出る
とりあえずコンビニで夜ご飯でも買おうかな
おにぎり2つとお茶を買ってコンビニを出た
向かう先は小さな公園
遊具はなく、あるのは丘の上にある屋根付きベンチだけ