恋せぬ王子と恋する少女
自分の気持ち
ひかるの過去を話した翌日。
「今日も授業つまらなかったなぁ…」
そんな事を言いながら雅が帰ろうとすると、
「おい。」
そう言って声をかけてきたのは…、
「ひかるくん!」
なんとずっと会ってなかったひかるだった
「どうした、そんなに喜んで。飼い主に会えて嬉しいのか?」
「え、でも私もうペットじゃないんだよね…」
雅は悲しそうに言った。
「やっぱお前は俺のペットのままでいろ」
そう言ったひかる。この言葉の裏には、また別の気持ちが隠れているかのようだった。
「え、いいの!?」
雅はペットに戻れることが本当に嬉しそうだ
「ペットに戻れて嬉しいとか、ほんとドMだな。それよりさっき電話したのに出なかっただろ。」
「電話? 気付かなかった!ごめんね?」
そして、2人が話ていると…
「2人でなんの話してんの?」