恋せぬ王子と恋する少女
恋する王子と恋する少女
「俺の彼女になってくれ」
そう言ったひかるの顔がいつもより赤くなってて、少し可愛いく見えた。
まさか、ひかるからこんなこと言われるなんて思ってもみなかった…。
そんなことを思いながら雅がたずねる、
「わ、私なんかでいいの…?」
その質問に少し微笑みながらひかるが答える
「雅じゃなきゃ無理」
珍しくひかるが照れるのをいつまでも見ていたいと思った雅、今まではペット扱いでも嬉しいと感じることがあった。
でも、これからは彼女として一緒にいれるんだ。そう思うと自然と顔がにやける。
「にやけるのはいいけどさ、返事は?」
そう言われた雅は、、
「よ、よろしくお願いします!」
今までに無いくらい大きな声で返事をした。
「あ、でも…ひかるは陽菜ちゃんのこと…」
「あぁ、いつまでも過去にすがってられないからな。今の俺にはお前が必要なんだ」
それを聞いた雅は、ひかるの耳元で
「私もひかるくんが必要だよっ」
と、明るく言いう雅にたいしてひかるは…
「うるせ」
の一言
「ひ、ひどいっ!!」
「まあ仕方ねーから大事にしてやる」
……
「うんっ!」
2人はその場であつい口付けをした。
「今度はほっぺじゃねーんだな」
「あたりまえでしょっ」
そして2人はこれから色んなことがあるかもしれない、でも2人で乗り越えて、頑張って、きっと雅とひかるの物語は続いていく。