それでもあなたが愛おしい。



「結愛。おかえり。」





「ただいま!!


ねぇ、お母さん。


心がね、ムカつくの。」





そうグチグチ言っていると後ろから豪快な笑い声。





「がハハハハハ!


結愛、心の事嫌いかい?」





そう言ってきたのはお父さんの側近。




そして、心のお父さん。




「阿人…」





「まぁ、お嬢。

許してやってくれ。

あいつはもう21だ。

今から性格を変えるのはな…

お嬢が本当に嫌なら変えてもいいんだぞ?」





そう真剣な顔をして聞いてくる阿人。






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