それでもあなたが愛おしい。
「ハァハァハァ…ハァハァ…
やだ…ハァハァ、死にたくない…」
「大丈夫だから。
死なないから…だから、ゆっくり息してごらん」
そう優しい声で言われる。
「ごめ…」
「俺こそごめん、もっと考えて動けばよかった…」
あぁ、私最低…
こんなこと言わせたくないのに…
「1回寝な。
大丈夫。少し落ち着くためにさ…」
「うん…」
緊張から開放されたからかすぐに眠りにつくことが出来た。