それでもあなたが愛おしい。
「若のこと怒らないであげてください。」
「怒るなんて…
私が弱いのがいけないの。
それに、自覚が足りなかった。
私が生きている世界はああゆうのが当たり前にあるのに、そうゆう世界を見せないようにしてくれてるお兄ちゃんやパパやママ、心に甘えてた。
だから、私強くなる。
強くなると言っても身体的にじゃなくて精神的に。
私の体は心たちが守ってくれるらしいから、だから私は守られるために強くなる。
それでいいかな?」
「いいんじゃないですか?
あなたにとってはいい理解の仕方です。」
ほんっとに、こんなときにも憎まれ口を叩くなんてどうゆう神経してんだか…
「それと、一つ悔しいことがあります。
お嬢の緊急事態にあなたのそばにいられなかった…
本当に申し訳ありません。」
そう言って綺麗にお辞儀する心。
「ううん、大丈夫。
私、心いなくても頑張るから。」