君とまた、出会う夏
「え、でも……」
「俺は別に大丈夫だからさ。男だし、最悪公園で寝れるし?」
ニッと笑うナツがあまりにもイケメンすぎて、むしろ見知らぬ女の子が家に持ち帰っちゃうんじゃないかと心配になる。
と、いうか日頃日にち変わっても外で遊びまくってるあたしには、6時半とかむしろ家出る時間。
なんてことは当然言えないけど。
「いやでもさ、やっぱり病院とか警察に行ったほうがいいんじゃない?頭とか打ってるかも……」