君とまた、出会う夏


さっき繋いだ手の熱が、まだ消えない……。






「……紫苑」

「え」



名前を呼ばれ、横を向くとナツの綺麗な顔が目の前に。


手の距離よりも、ずっと近くに近づいて_____



瞬間、









花火が上がった。



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