君とまた、出会う夏



お母さんの温かい手を右手に、お父さんの大きな手を左手で握られながら、幼い私は花火を見ていた。


真夏の夜空に咲く大輪が、打ち上がっては散ってゆく。



大きな音は怖かったけど、両親の手に安心していられた。


















ああそうか、あたしは_____________





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