諦めた夢を古本屋『松岡』が叶えます
私もコバさんに言わないようにしようと思った。
「そっか。分かった」
私を見て、コバさんは大丈夫と判断したのか素直に返事をしていた。
くるみさんは私を見て、何かに気づいているのだろう。
彼女は私に半笑いしていた。
「……そう、それなら言いけど」
「まあそれより、夕食食べよう!」
松岡さんは時計を見て、もう夕ご飯の時間だと思い、提案していた。
「え? もうそんな時間」
コバさんはすぐさま時計を見た。もう一八時を回っていた。
「いいね! 勿論……」
くるみさんは松岡さんに言い、彼はため息をして彼女に言った。