諦めた夢を古本屋『松岡』が叶えます


「……まあ、陽琉。明後日、頑張れ! あの人は、陽琉と合うと思うしな。明後日か」

 松岡さんはそう呟いて、壁に貼られてあるカレンダーを見て、何かを考えているようだった。

 返事をしたはいいが、本当に叶えたい夢は叶えられるのか疑っていて、信じていなかった。
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